■■■ HP管理人的 XBOX360 コラム ■■■

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2007/12/04のコラム

激震!Red Ring of Death襲来!!


ぶっちゃけ、タイトル大げさすぎですw

さて、今回のお題となる「Red Ring of Death」ですが、平たく表現すると
XBOX360本体の故障症状の1つとなります。よく「RRoD」と略されていますね。
このトラブルの見分け方は、本体前面にあるリングライト3か所が赤く点滅し、
(XBOX360を縦置きにしている場合)右上だけは赤く点滅しないという挙動を示します。

たかだか故障の症状に個別の名前がつくというのもちょっと異例な感じがしますが
それだけ発生率の高い故障であるともいえますね。
事実、マイクロソフトではこの症状による故障に限ってのみ通常は一年間の保障期間を
3年間に延長している経緯があります。つまるところ、この故障は発生しやすい問題で
あると言い換えてもいいのかもしれません。

決して安くないお金を払って買ったXBOX360ですので、故障しないのがベストであるのは
間違いの無い事実ですが、万一故障したとしても、メーカー側で保障期間を延長してまで
しっかりとした対応してくれるというのはやはり心強い限りですね。
ちなみに、我が家のXBOX360は発売日当日に購入したものですので、ほぼ2年で発症したことに
なります。当然、保障期間内の対応となるはずですし、事実無償で修理をしてもらいました。

なお、前述のとおり「発生率が高いのであえて3年間の保障に規定を直した」可能性が高い症状であり
今後皆さんがお持ちのXBOX360でも同じような症状が発生する可能性があるかと思いますので、
そのときに適切に対応できるように、今回HP管理人自身がたどった修理完了までの道筋を
公開してみたいと思います。

○XBOX360が動かない! で、まずやるべき事は?
通常、XBOXの電源スイッチの丸い輪の部分は、電源投入時に緑色で点灯する形になりますが、
RRoDの場合、前述のとおりこの部分が赤く3箇所光り、右上だけが光らないのが
このRRoDの典型的な症状となります。
この場合、XBOX360は完全に機能が停止し、起動すら出来なくなります。
もちろん、これ以外にも故障原因はイロイロとありますし、中には自前の対処で
回避できる問題もありますので、万一XBOX360の調子が悪くなったら落ち着いて
自分である程度診断をする必要があります。

そこで、もしお手持ちのXBOX360が動かなくなってしまったら、このページを見てみて
指定された対処方法を試してみてください。
http://www.xbox.com/ja-JP/support/howto/system/xbox360/repair.htm

上記リンク先の対処をしても状況が改善しない場合、サポートセンターに連絡が必要になりますね。
ちなみに、我が家のXBOX360はやはりRRoD症状による故障という自己診断になりました。

○サポートセンターに連絡してみる。
残念ながら故障診断となりましたが、壊れてしまったものは仕方がない限り。
サポートセンターへ連絡が必要になりますね。ちなみに、連絡方法は電話とメールの
2パターンを選ぶことができますが、個人的にはさっさと直って欲しいので電話で連絡してみました。
もちろん、時間的な事情や、電話が苦手な方はメールでもいいと思いますが、
どこのサポートでもメール対応は結構日数が掛かるのが通例ですし、
こちらで想定し得ない確認事項が発生した場合、修理受付までかなりのやりとりが
発生する可能性もあることを頭に入れておく必要があると思いますね。
端的に言えば、メールで問い合わせる場合は、最低でも数日は待つぐらいの心構えで居たほうが
いろいろな意味で精神的に楽だと思いますね。
ちなみに、窓口の混雑状況は以下のURLで見ることが出来ます。
http://www.xbox.com/ja-JP/support/contact/konzatsu.htm
いろいろな都合はあると思いますが、無駄に待つのもストレスですので、比較的窓口が空いている
時間帯にかける事をお勧めしておきます。

さて、サポートに連絡する前に事前に準備しておいたほうがよい情報をあげておきます。
・My XBOXへの登録(必須ではないと思いますが、話はスムーズに進むと思います)
・XBOX360本体のシリアル番号(結構重要)
・XBOX360本体の電源が入った状態での、ACアダプタ側のランプの色の確認をしておきましょう。
・症状や発生状況など幾つか聞かれるので、ざっくりと症状の整理をしておきましょう。

実際にサポートに連絡してみると、通り一遍の対応として、上記リンク先の
作業を行ったかどうかの確認と、ACアダプタの色を確認されて、無事?修理対応が決定しました。

しかしながら、そこからがかなり手間だったんですね。それは本体シリアルの確認に関してです。
実はMyXBOXには本体を登録してあったものの、連絡する際にはシリアル番号を控えておくのを
忘れてしまったんです。
どうやら、受付時にシリアルがはっきりしないものは受け付けないスタンスのようで、
当初は「シリアルがないと・・・・」という形で受付継続を渋られたのですが、
こちらからMyXBOXに登録してあるシリアル番号では受け付けられないのか?と話を進め、
最終的に、MyXBOXの中に登録している個人情報を幾つか返答することで本人確認をしてもらい、
そのうえでMyXBOXで登録してあるシリアル番号で了承してもらった次第。

あくまでも本体シリアルを控えておかずに連絡したのは、確かにこちらの落ち度ではあるのですが、
発売して2年しかたたない機械に3年の保障をつけている訳ですし、商品交換ではなく
こちらから商品を送って、それを修理する形になる訳であり、XBOX360本体を踏み倒される心配も
無いのですから、もう少し柔軟な対応をしてもいいような気はしますけどね。

なにはともあれ、今後連絡をされる必要のある方は、こういった無駄なやり取りを減らす意味に
おいても、上記の4つの情報は事前に用意しておくことを強くお勧めします。

なお、故障したXBOX360本体の回収は自分で宅急便等にて発送するか、所定の引き取り業者に
回収してもらうかのふたつの方法を選択することができます。
今回は、運送用の箱の手配や梱包などが面倒くさかったので時間を指定して引取りに
来てもらうことに。この場合、引き取り専用ケースをもって業者が指定の時間にくるので、
XBOX360は裸のまま業者さんに渡せばOKとなり、かなり楽チンでしたね。
なお、回収するXBOX360は本体のみとなりますので、HDDを外しておくことと、
本体の中にゲームディスクが入っていないことを事前に確認しておきましょう。
また、時間帯指定も基本的に午後の12時〜15時、15時〜18時の2パターンしか選べないのですが
こちらは曜日を問わず指定できるので自分の生活パターンに合わせて選択すれば良いでしょう。

ちなみに、修理期間は2週間の予定とのことでした。

○そして我が家にXBOX360が帰ってきた。
予定は2週間とのことでしたが、実際には10日ほどで戻ってきました。
年末進行で予定よりちょっと掛かるかな?と思ってみたり、RRoD問題が表面化してから
だいぶ経過しているので、おもったよりも早く帰ってくるかな?といろいろ想像していたのですが、
なにはともあれ、予定よりも早く戻ってきてよかったという感じです。

早速戻ってきた本体を見てみましたが、当然ぱっとみの見た目は変わりません。
本体の廃熱用の穴から中をのぞくと、また違った印象があるのでしょうが面倒くさいのでパス。
肝心なのは「きっちり動くこと」であって、システム周りはどうでもよかったりw
ちなみに、本体の傷などもそのまま残っていたので、筐体全交換ではなく修理ということでしょう。
(ちなみに、加熱問題が発生しているハンドルコントローラは筐体交換でした)

早速外していたHDDをつなぎ、配線を戻して電源ON!
・・・・・・コントローラ認識しないですよorz

ふーん、こりゃ本体自体を修理したんじゃなくて単純にマザーボード交換したな・・・・と
アタリをつけ、修理票を確認してみたところ、やはりボード交換となっています。
ちょっと気になるのは、マザーボードのほかにアルゴンボードという聞き慣れない
ボードも交換になっていたこと。ネットでざっと調べた感じでは、電源スイッチ周辺の
ボードであり、このボードを交換すると、ワイヤレスコントローラの再登録が
必要になるらしいですね。なーるほど、って感じです。

となれば、あとはXBOX360とコントローラを関連付けさせるだけですので、
早速本体とコントローラをリンクさせて、無事XBOX360が復帰しました!

さすがにマザーボード自体が交換となっている為、本体情報のセッティングなどは
すべてやり直しが発生しました。最初は必要な情報はHDDに残っていると思っていたので、
そういった手間は必要ないんだろうな、と思っていたのですがそうではないようですね。
具体的には国の指定程度の設定内容ですので、たいした手間じゃありませんね。
ちゃっちゃと設定をして無事にログイン完了。
まぁ、平たく言えば新規で本体買ってきたのと同じ程度の手間で復帰したと言うことですね。

ちなみに、マザーボード交換に伴って、ちょっとしたトラブル・・・・というか我が家の
ネットワーク設定に影響が出る部分があったのですが、これは我が家のネットワークが複雑であり、
普通にネット接続している大多数の人には関係の無いレベルの内容なので詳細は割愛します。

ちょっと気になるのが、動作チェックをしている最中に途中で一度フリーズしたこと。
これは単純に電源の入れなおしで回避できましたが、今までほとんどフリーズなどしたことが
無かったので、たまたまフリーズしただけの可能性もありますが、「あちらがなおってこちらが
壊れて帰ってきた」なんてありがちなパターンにハマっても洒落になりませんので、
今後様子を見続ける必要がありそうですね。

○今回の修理を振り返って。
一般論として「電話つながらないぞ!」が基本のサポートセンターも「週明け・週末・昼休み」と
いうつながりにくい時間帯を避けた事もあってか結構すんなりと電話がつながりましたし、
電話対応も前述のとおり多少融通が利かない部分はあるものの対応自体は丁重でしたね。
また、修理も予定よりも早く戻ってきましたし、お詫びの意味合いなのかわかりませんが、
ゴールドメンバーシップに適用できる一か月分のカードも同封されていましたので、
全般的に言うことなし・・・・・と言いたいところなのですが、一点納得いかない点があります。

今回の修理中に、XboxLiveArcadeタイトルとなるCarcassonneの48時間無償配布が
行われたのですが、本体修理中のため、こちらでは当然ダウンロードは出来ませんでした。
この件に関してサポートに問い合わせをしたところ「対応できません」とあっさり
回答されてお終いでした。本体故障等における機会損失についてはどこのサポートも
対応しないのが当たり前なので、それはそれであきらめなければならない部分なのかも
しれませんが、正直なところ「故障しなければダウンロードできたのだよ」という思いが
強いのは事実です。ましてや、今回のダウンロードに関してはサポート側で対象タイトルに
ついてHP管理人が利用するアカウントに対して購入フラグを立てるだけで対処が出来るにも
係わらず、あっさりと定型回答で対応を終わりにされてしまいました。
この対応はちょっと頂けないと感じましたね。
先のシリアルの件に関してもそうですが、どうも柔軟な対応ができないのが、XBOX360の
サポート窓口の弱点なのかも知れません。こういったちょっとした部分でも、ユーザの満足感は
かなり異なってきますので、今後はもうすこし柔軟な対応を心がけて欲しいものです。

とまぁ、微妙な不満や微妙な不安点を抱えつつも、稼働率の高くなるであろう年末年始前に
無事にXBOX360が帰ってきて良かったよかったという感じですね。

なにはともあれ、皆様のXBOX360にはRRoD症状が発生しないことが一番だとは思いますが、
万一発生してしまったとしても、修理自体はしっかりとやってくれることが確認できましたので、
年末年始に向けて、思いっきりXBOX360を酷使して遊びつくすのも一興でしょう(^^

 


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