■■■ HP管理人的 XBOX360 コラム ■■■

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2006/12/30のコラム

2006年末までにリリースされた
XboxLiveArcadeタイトルを振り返ってみようかな


さて、いよいよ2006年も終わりが近づいてきました。予定では年内の更新は今日が最後となります。今年の4月から始まった当サイトですが、来年も今までどおりのまったり進行でサイト運営を行っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、折角?の年末ですから、時節柄的ネタということで〆的な内容でいこうかと考えています。当初はXBOX360全体を通しての一年の総括でもいいかな?と思っていたのですが、それをやりだすと1ヶ月ぐらい語ってしまいそうな気がしますので、今回は、このサイトのメインターゲットである「XboxLiveArcade」に絞っての話にしたいと考えています。

今年の総括という意味であれば、本来なら2006年にリリースされたゲームだけを扱うべきなのかな?という気もするのですが、XBOX360の発売自体が2005年の年末だったこともありますので、今回は、XBOX360発売後の全てのゲームを扱ってみたいと思います。

では、各ジャンル毎の雑感というか感想などを。

○アーケード クラシック
全部で12タイトルがリリースされました。
個人的に嬉しいのは、ナムコやコナミなどの旧作が多くリリースされたことですね。
特に、ディグダグなどはゲームセンターでりりーすされていた当時はもちろんのこと、今でも好きなタイトルの一つであり、名作の一つだとおもっています。このジャンルには、今後も順調なリリースを期待したいところですね。もちろん、個人的には引き続きギャプラスにも期待しています(謎
そんな中でも、一番気に入っているタイトルは、やはりガントレットとなります。
ゲームセンターのブラックホールと化していた金食い虫のガントレットが、手軽に遊べるようになったのは大変喜ばしい限りでした。もっとも、無限コンティニューができる関係もあり、ゲームに緊張感がなくなったのも又事実ですので、自分縛りなどでプレイ条件にメリハリをつける必要はあると思いますが、逆に無限コンティニューを生かして、時間と気力が続く限り延々と遊びつづける、というのもありかと思います。まぁ、遊び方は人それぞれですかね。それはそれとして、自分の中で是非遊びたいタイトルだったので、ガントレットのリリース、しかもロンチでのリリースは大変嬉しい限りでした。


○アクション
全部で12タイトルがリリースされました。
基本的な路線としては、お手軽なアクションタイトルがそろっているジャンルですね。
既に日本では、ゲームセンターではこの手のアクションゲームはほぼ見ることが出来なくなってしまった為、シンプルなアクションゲームが好きな人には、堪らないジャンルだとおもっています。
全般的に見て、グラフィック関連に力を入れているタイトルが多くラインナップされているジャンルですが、そんな中でひときわ異彩を放つのがDOOMでしょうか?FPS黎明期の作品が、XboxLiveArcadeに出てこようとは思っても見ませんでした。しかも、当時のグラフィックレベルという、ネタですか?と言わんばかりの展開もナイスでしたね。
もう年のせいか、シビアなアクションゲームは反射神経と集中力の関係で、かなり厳しいのは間違いないのですが、ゲームの本質であるジャンルの一つだとおもいますので、今後も順調なリリースを期待したいところです。


○カード & ボード
全部で4タイトルがリリースされました。
ロンチで3本が出た後は、UNOのみがリリースと少々寂しい展開となりましたが、そのUNOはLiveのランキングでは上位に入っていますので、潜在的な需要はあるジャンルだとおもっています。
個人的には、ジャパニーズブランドとして花札、将棋、囲碁といった定番タイトルはもちろんのこと、チェスなどのリリースにも期待したいところです。残念ながらそういった予定があるという話は全く聞いていませんが(^^;
話はもどって、既存タイトルでは、個人的にHardwood Backgammonに興味があったりします。
昔から、バックギャモンというゲームを遊んでみたかったのですが、機会にめぐまれなかったんですよね。なんといっても、本物のボードだと、二人以内とゲームになりませんし。これは良いチャンス!とおもって体験版であそんでみたのですが、いかんせん、ルールが良くわかりません。日本語でのヘルプはあるものの、イマイチなにをやったらいいのかがつかめませんし、そもそも勝つ為の戦略というか青写真みたいなみたいなものがパッと頭に浮かばないんですよね。まぁ、それはそれとして、ちゃんと遊ぶ機会が出来たこと自体は大変喜ばしい限りです。


○ストラテジー & シミュレーション
全部で1タイトルがリリースされました。
ロンチ一本、しかも英語版という、なかなか寂しく厳しいジャンルではあります。
前々から思っているのですが、DOS/Windowsベースのエミュレータエンジンを開発してしまえば、旧作レベルの低負荷なタイトルであれば、XBOX360のマシンパワーでいとも簡単に動かすことが可能になるとおもうので、今後そういった方向での展開も期待したいところです。特に、今後のパソコンのトレンドは仮想OSなのですし、MicroSoftでは仮想化技術の古典でもあるVirtualPCのリリースもしているのですからね。 例えば旧作シュミレーションゲームの名作なども多く存在する訳ですから、この手法が選択されれば、一気にゲーム数を増やすことすら可能ですしね。まぁ、数が多ければ良いというものではありませんが(^^;


○パーティー スポーツ
全部で1タイトルがリリースされました。
これまたロンチ一本という寂しいジャンルだったりします。
ただ、その後に発売されたビジョンカメラに対応するなど、特段見捨てられたジャンル、という訳ではないのだと思います。開発的な負荷を考えると、こちらも手軽にタイトルが増やすことができる傾向にあるジャンルですので、今後の展開に期待したいところです。


○パズル & ワード
全部で5タイトルがリリースされました。
このジャンル自体が、全世界を席巻したテトリスを始め、日本でもぷよぷよなどの多くのゲームが大ヒットを生み出したジャンルでもありますので、潜在的な需要も多いジャンルだとおもっています。
そして、個人的に一番稼働率の高いのが、このジャンルのゲームたちとなっていますね。特に、Zuma、Jewel Quest、Astropopあたりが、個人的に非常にポイントが高いですね。
Windows用としてこのジャンルのゲームが大量にMSNなどで販売されていますので、そちらからの移植をドンドンと進めて欲しいと感じています。


○レーシング
全部で1タイトルがリリースされました。
そもそも、このジャンル自体が2006/12/20リリースという、生まれたてのジャンルだったりします。
・・・・まぁなんというんですかねぇ。個人的にはNovadromeをレースゲームといっていいのか、未だに判断に迷うところですが(^^;
それはともかく、このジャンルは潜在的な需要が多いと思われるので、来年以降順調なリリースが見込めるかもしれませんね。

 

○総括
こうやってざっと振り返ってみると、結構多数のソフトがリリースされましたね。
個人的にみてみると「面白いもの・面白くないもの」「これなら安すぎ!・これでこの金額はぼったくり」など、実に多種多様に分かれているリリース状況だとはおもいますが、XboxLiveArcadeのような清濁併せ呑むことができるようなシステムにおいて、体験版でさわりだけでも遊ぶことができる、というのは大変ありがたいシステムだな、といつもながら思ってしまいます。やっぱり、ゲームは実際に遊んで何ぼですので。
しかしながら、どうしてもXBOX360の販売はアメリカ主導でおこなわれていることや、日本独自に発生する諸問題の絡みからか、海外ではリリースされていつつも日本ではリリースされないXboxLiveArcadeのタイトルもいくつか存在しているのは事実です。この問題は、技術論だけではない部分が大きな要因を占めていそうですので、ぱっと解決することは難しいのだとはおもいますが、それでもより多くのゲームを今後もリリースして欲しいな、というのが1ユーザとしての正直な気持ちですね。
それとは別の話となりますが、このサイトでは触れていない内容ですがXNAという開発環境を利用することにより、個人レベルでもXBOX360のゲームを開発することが可能になりました。今後の展開次第ですが、個人で開発したゲームをXboxLiveArcadeでリリースの道が少し開かれた、と言えるでしょう。後はタイトルの選定基準やシステム利用料などの、少々生臭い方面での諸問題を解決する必要がありますが、そこさえ解決してしまえば、いままで市場ベースでは販売が難しかったクリティカルヒット的なゲームが次々に出てくる可能性が出てきたことは、大変喜ばしい限りです。
端的に言えば、これによりいわゆる同人ソフト(別に18禁という意味じゃないですよ)などの小規模開発のゲームの発売が可能になりますからねぇ。個人作成のソフトを馬鹿にするなかれ。「これが個人作成のソフトですか?」と思わず驚いてしまうような優秀なソフトもたくさんありますから、前述の生臭い部分の設定によっては、意外と期待できるシステムになるのではないでしょうか?
まぁ、それはそれとして、来年末には当サイトで「今年のXboxLiveArcadeは去年以上に大盛況でした!」という内容を書けるといいですね。そんな希望をもった内容で、今回は〆させていただこうと思います。 では、皆様、良いお年をお迎えください。

・・・珍しく、真面目に〆た気がするw

 


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