■■■ HP管理人的 XBOX360 コラム ■■■

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2006/12/13のコラム

「カルドラよ、私は帰ってきた!」
ってことで、カルドセプトサーガについて。


ブルードラゴンを筆頭に、今年の冬はXBOX360始まって以来の大型タイトルの発売ラッシュですね。
そういった大型タイトルも魅力なんですが、海外では順調に展開されているXboxLiveArcadeも、日本では未公開タイトルが多く、ちょっと寂しい限りです。いろいろな問題があるのでしょうが、ここは是非日本での展開も海外なみに進んで欲しい所ですね。

さて、今回のお題はカルドセプトサーガについてです。
まず、コラムのお題で叫んでいる「カルドラ」ですが、これはカルドセプトサーガにでてくるキャラです。ぶっちゃけ、女神様。まぁ、どこぞの女神様とはちがって、ダメ学生さんを献身的にサポートしてくれたりはしませんが(^^;
そして、叫びそのものは、まぁそのなんですか、ぶっちゃけ大塚明夫氏に叫んで欲しかったりして。
と、いきなりアニメネタ全開のような気がしなくともありませんが、自己弁護しておくと、私アニヲタではありませんから、はい。基本的にアニメはテレビ放送とレンタルで十分。アキバには、パソコンパーツ漁りとゲーム漁りのみで、メードカフェも同人関係ショップも近寄らず、フィギュアにも反応しません。と言えばアニヲタではないことをご理解いただけるとおもいます(謎。

まぁ、そんな事はどうでもよくてw

ちなみに、HP管理人はドリームキャスト版カルドセプトセカンド経験者です。カルドセプトセカンドの発売は2001年7月だとおもいましたので、実に5年半もの歳月が流れていることになりますね。その後に発売されたPS2版などに関しては「ネット対戦に対応していないカルドセプトなんぞ、要らん!」ということで未体験です。
なお、ドリームキャスト版カルドセプトセカンドは、いまでこそあたりまえの機能として存在するネット対戦に対応した当時としては画期的なゲームでした。ただ、まだブロードバンドという言葉自体が今ほど一般的ではない時代背景もあり、ドリームキャストにはアナログモデムしか搭載されていませんでした。でも、アナログでインターネットへ接続すると通信料金が高いのが悩みの種。その対策として、他の常時接続回線にモデムRAS経由でアナログモデムの信号を無理やり常時接続回線に載せるという無茶なことを平気でやってたお年頃の頃ですね。ちなみに、このあたりのテクニックはドリームキャスト版ファンタシースターオンラインでも大変役に立った方法です。ぶっちゃけ、普通の人には理解できない接続方法だとおもいます。まぁ、このあたりがアキバが清く正しい?電気街だった頃から徘徊していた人間の発想ってもんです、はい(謎。

まぁ、当時はそんな苦労をしながらネット対戦を楽しんだものですが、それも昔のこと。わずか5年余りの歳月で、時代は大きく流れ、気が付けばXBOX360というパソコンにも負けず劣らずの美麗なグラフィック表現が可能になったゲーム機で、これまた、いとも簡単に誰でもネット対戦が可能な時代になった訳ですね。ちなみに、前述のファンタシースターオンラインも正当進化系にあたるファンタシースターユニバースとして、これまXBOX360でネット対戦が簡単にできるようになっていますね。
普段はあまり感じないのですが、たまに昔のことを振り返ってみると、時代の流れってすごいよなぁと正直思います。「なにもかもが懐かしい・・・」とベットの上で死んだことになりつつも諸般の事情により続編でしっかりと復帰したりする某艦長が抱いたような感慨に浸ってしまいますね(^^;

とか何とか言っていますが、とりあえず今の時点で、カルドセプトはオフラインのソロプレイでおなか一杯。カルドセプトというゲームの性質上、手持ちのカードが多ければ多いほど多種多様な戦術を展開できるので、ここはじっくりとソロであそんでカードを充実させてからネットデビューという流れを考えています。

ちなみに、というか一番肝心なゲームの出来ですが、ゲームバランス的にはやはり「秀逸」と一言で括ってしまって何の問題もない出来に仕上がっているとおもいますね。ぶっちゃけ、面白い。モノポリー&カード対戦ゲームという独特のシステムを持つゲームだけあって、ある程度プレイヤーを選ぶ傾向はあります。それでもルール自体は単純で敷居も低めであり、それでいて奥が深い、というスタイルですので、モノポリー自体やカード対戦ゲーム自体が大嫌い、とか、頭を使うゲームは大嫌い、とか言う人以外にはオススメのゲームだとおもいます。
一つ問題があるとすれば、プレイ時間が長いことですね。概ね一回の対戦で数時間を要することも珍しくありません。一応、中断プレイもできるのですが、デメリット的な諸条件が付く為、実際には中断することを選択する人はあまりいないと思います。つまり、数時間まとめて時間が取れない人には、そういう点でちょっと敷居は高いかもしれません。

それさえ除けば、万人に・・・・と言いたいところなのですが、歴代カルドセプトのファンの方が遊ぶと、評価は辛目になるとおもいます。ぶっちゃけ「カルドセプトはカルドセプトである」といえるゲームバランスですので、ゲーム的な部分に関してはオススメできるのですが、システム面の不備があまりにも目に付きます。平たく言えば「微妙に快適に遊べない」ということです。
HP管理人の視点で行くと、気になるのは「画面内スクロールのガクツキ」「デッキ構築の際のレスポンスの悪さ」「サイコロの出目」あたりです。どうも、開発もとの基本的なプログラム技術や、システム面の仕様そのものに問題がある気がします。それらがいろいろな問題を誘発してしまい、その分快適さをスポイルしています。端的に表現すれば、微妙にストレスがたまりますね。

また、他サイトを見る限りでは、上記の問題以外にもかなりのBUGがあるようで、これまた大きな問題となっているようです。ちなみに、個人的には「プログラミングの基礎すらも知らない素人が、何でもバグバグと騒ぐ」風潮には心底嫌気が差しているのですが、実際に自分で遊んでみたり、その手のサイトをざっくりと見回した限りにおいては、正直苦笑と失笑を禁じえないレベルのプログラミング技術&仕様だと言わざるを得ない部分があまりにも多いですね。
この状況は、少なくとも「チューニングが命」と明言する大宮ソフトの作品では、あってはならないレベルだと感じています。今回大宮ソフトは実際の開発にはタッチしておらず外注製作の模様ですが、例え販売がバンダイナムコゲームズであっても、実際の作成が外注であっても、その責はあくまでも大宮ソフトにもあるといえるでしょう。やはり、歴代「カルドセプト」の名に恥じない、しっかりとしたものを出して欲しかったと強く感じてしまう次第です。
なお、上にあげた問題を含めて、幾つかの件でバンダイナムコゲームズのサポートに問い合わせをしたところ「12月中旬を目処にオンラインでパッチを当てる予定がある」とのことです。これである程度快適性が取り戻せればいいのですが、反面「レスポンスに関しては、現状、仕様」とも明記されていたので、どこまで改善できるかは、パッチ次第ということになりそうです。

ちょっとマイナスポイントを大きくクローズアップしてしまいましたが、これも「ベースが良いからダメな部分が目立つ」というものであり、ゲームそのものが面白からこそ、これが改善すれば・・・という思いがつよくなるんですよね。ぶっちゃけ、ダメゲームなら「あぁ、クソゲーつかまされたよ(^^;」で放置して終わりですから。そして、上記にあげたような諸問題が、ゲームとして致命的かといわれれば、別段そんなことはないようで、普通に遊ぶことに関しては、意外とあまり問題にはならない場合も多いような印象をもっています。ぶっちゃけ言えば「微妙に出来の悪いプログラムだな」と苦笑いを浮かべつつ遊んでいる、といった具合でしょうか?
もちろん、ゲーム自体はBUG含みであることは間違いなく、それに起因していろいろな諸問題が起きていることも間違いないので、万人が快適に遊べるよう出きるだけ広い範囲の改善を、今後出ると言われているパッチで対処して欲しいところですね。

さて、カルドセプトサーガを全体的に見て、ざっくりとした評価をしてみると、「システム面さえしっかりしていれば、稀代の名作になれた一作」という感じの内容に仕上がっていると感じています。そのあたりに目をつぶれるかどうかが、このゲームの評価を別ける部分でしょうね。個人的には「このまま多少の不満を抱えながらのプレイでも、まぁ良しか」という感じではあります。
しかしながら、現在発生している諸問題や、中断セーブのある意味理不尽な制約が、パッチなどで全く改善できないのであれば、それらの問題を全て解決したバージョンの廉価発売を期待したいところですね。この手の話はメーカーにどんどん言わないとダメな部分ですので、実際にカルドセプトサーガで遊んでいて気になる部分がある方は、一度ナムコバンダイゲームズのサポートまで問い合わせをしてみては如何でしょう?やっぱり問い合わせ数が多くなければ、メーカーも動きませんしね。もちろん、多いから動くとも限りませんが、問い合わせ自体がなければ、絶対に動きませんからね。

ちなみに、カルドセプトサーガの発売に当たって、個人的に厳しい状況が一つあります。それは、一台しかないXBOX360の嫁との奪い合いと、カルドセプトサーガプレイ中の嫁放置〜嫁激怒コンボが発動しそうなことでしょうか?(^^;
XboxLiveArcadeで配信されているパズル系ゲームが大のお気に入りの嫁さんが、XBOX360で遊びたくても、旦那様がカルドセプトで長時間独占中。では、それとは別になにか一緒に遊ぼうとしても、旦那様はカルドセプトに没頭で嫁放置プレイ。と、典型的な家庭崩壊の図が見えてきてしまうんですよねぇ。ちなみに、ドリームキャスト版当時に前述のような状況が実際に起きていたのは秘密ですw
まぁ、それぐらいカルドセプトが面白いって事でしょうか?

今年の年末年始はビックタイトルがズラズラと控えていますが、次々に時間とお金を割くに値する良質なゲームが出てきたことは本当に嬉しい限りです。とりあえず、まずはカルドセプトサーガを発売し、今後トラスティベルを発売してくれるであろうバンダイナムコゲームズに感謝を。もちろん、上記のトラブルに関してパッチでどれだけ改善できるか、期待しています。感謝ついでと言ってはなんですが、XboxLiveArcadeでギャプラス配信してください(謎

さて、コラムなんて書いてないで、さっさと遊ぼっとw

 


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