■■■ HP管理人的 XBOX360 コラム ■■■

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2006/06/18のコラム

ワールドカップに便乗して
LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡の
体験版で遊んでみた


あー、さてー。またまた一ヶ月ぶりとなりました当コラムです。
別にネタ切れ、という訳ではなく、単純に他のネタが多かったので
コラム更新まで手が廻らなかっただけだったりします。
・・・・・この書き出しは、ほぼ前回の使いまわしです(^^;

という訳で、今回はワールドカップに便乗してサッカーネタなどを少々。
ちなみに、このネタを書いている2006/06/18は、ワールドカップの予選第二戦にあたる
日本対クロアチア戦が22:00から行われる予定です。
このネタそのものは、もっと早い時間に書いていますので、試合結果がどうなるかは、この時点ではまだ誰もわからないものの、おそらく、このネタを読んでいる人には、既に過去の話になっているという、時事ネタを扱っている漫画家の気持ちがちょっとだけわかるような状況に置かれていたりしますw


いきなり話は変わるのですが、実は日本ではスポーツゲームは売上につながらないジャンルと言われています。ただし、例外的にサッカーゲームはそれなりに売れていたりするのが実情です。しかしながら、サッカーゲームはそのほとんど全てが、画面上部からの俯瞰視点にてすべての選手を自分が操作する、という、およそ現実のサッカーとはかけ離れた状況でのシュチュエーションで遊ぶようになっています。HP管理人は、子供の頃ほんのちょっぴりだけ野球をやっていた時期があるので多少なりとも経験があるのですが、現実の野球のグラウンドにおいては、俯瞰視点などというものは存在しない感覚だったりします。バッティングはもちろんのこと、ゴロやフライ一つ取るのにも、ランナーの走る位置、守備の際の捕球位置などからくる連携プレイの組み立てなど、全てのプレイは立体的な距離感だけで構成させる判断力が要求されます。そして、当然ではありますが、グラウンドでは自分の後ろは見ることができません。つまり、自分の視野の中だけで立体的に物を構成して判断をする能力だけが頼りになります。ある程度選手の移動範囲が限定されていて、あまり自分の後ろを気にする必要性が低めの野球ですらその状況です。野球に比べると、フィールド全てが戦場と化すサッカーであれば、なおのこと立体的な判断感覚が要求されることでしょう。つまるところ、俯瞰視点で展開される状況には、最初からリアリティは存在しない。と考えています。
別にリアルであるからいい、リアルでないから悪い、という話ではありません。サッカーの試合の場合、テレビ中継に限らず、スタジアムでの観戦においても、基本的にフィールドに立っている選手以外は全て俯瞰視点での判断をおこなってします。つまるところ、空間の把握と、選手自身からは見えない後方の視野を全て完璧に行える状況で客観的に観察ができるポジションにいる、と言うことですね。このような状況化では、当然フィールドに立つ選手よりも、より高度で複雑なプレイを要求してしまうのは極あたりまえの流れでしょう。なにせ、フィールドに立つ選手からは判らない隙が手にとるようにわかるのですから。

さて、少し話をゲーム寄りに戻しましょう。先ほどもちょっと書きましたが、世間一般のサッカーゲームの大半は基本的に俯瞰視点でのプレイが基本になっています。更に全ての選手を自分の思うがままに操作することが可能なものがおおいのですが、HP管理人はこのようなシュチュエーションでのスポーツゲームに興味が湧かないんですよね。理由は「俯瞰視点におけるリアリティの無さ」に尽きます。
別にリアリティが無いからダメ、というものではなく、単純に個人的に興味が湧かないんですね。これはあくまでも個人的な嗜好の問題であるので、その点は誤解のないようにお願いします。
その為、サッカーゲームに限らず、バッティング以外はほとんどが俯瞰視点になるものが多い野球ゲームも個人的には全くと言って良いほど遊びません。逆にテニスゲームなど、ある程度一人称視点に近い状況で遊べるゲーム(例えばTOPSPINなど)なんかには結構興味があったりします。実際に遊んでみると、俯瞰視点から離れ、一人称視点に近くなれば近くなるほど熱く燃えてきます。これはFPSなどで遊んでいるときに受ける興奮とおなじ傾向だと捉えています。

つまるところ、「HP管理人は、個人的に俯瞰視点のゲームには興味は無い」ということですね。
うーん、この部分にたどりつくまでとしては、異様に長い前フリでしたね(^^;
で、やっと本題にはいります。

実のところ、つい先日まで「LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡」も、ただの俯瞰視点のゲームで、営業的な部分の関係で宮本選手にスポットを当てただけのゲームでしょ?といった、かなり褪めた感覚でいました。当然興味もなく、「あぁ、時代の流れにのっかったサッカーゲームが又出たのね」程度の印象しか持っていませんでした。しかしながら、先日、とあるレビュー記事をなにげなく読んでみたところ、この「LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡」はサッカーゲームでありながら、一人称視点であり、しかも個人を操作して遊ぶ、という劇的に画期的なシステムが採用されているということを知りました。
それでも、それだけで即ゲーム購入、というまで感情移入も出来なかったのも、また事実であります。

そこで注目したのが「体験版」の存在です。

XBOX360では、オンライン経由にていろいろなゲームの体験版をプレイすることが可能です。特に体験版のダウンロードにおいては、年会費が無料のシルバー会員でも可能になっているのも大きなポイントですね。そして、今回の「LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡」も幸いなことに体験版が配布されています。こうなったら、やってみるしかないですね。早速ダウンロードして遊んでみました。

これが、面白い!非常に面白い!正直びっくりするほど面白かったですね。

やはり個人的に一人称視点のゲームではテンションがあがり易いです。しかも基本的に操作するのは自分で決めた一人だけとなりますので、臨場感も抜群です。FWを担当した場合などでは「パスくれー」アピールなど、と気合も入りまくりです。(自分が直接操作する訳ではない)味方へパスだしアピールをして、自分にパスが綺麗にとおってシュートまで持ち込むまでの、あの感覚。そして、遠く最前線から自分のチームが得点をされる様などを、何も出来ない無力感と焦燥感が入り混じった思いで見つめる、あの感覚。なんともいえない興奮が、そこにはありました。そう、フィールドプレイヤーが実際に感じているであろう「プレイヤーの醍醐味」の一端を、初めて実感することができたゲームである、といっても過言ではないでしょう。

ただし、一人だけ操作というのには弊害も多く存在します。やはり、ゲーム内やることがない時間が存在してしまうことや、ゲームの流れ全般に関わることが事実上難しいことなどがあります。その為、今までのサッカーゲームに慣れている人であればあるほど、このゲームに対する評価は厳しくなる場合もあるかとおもいます。もちろん、「今までのサッカーゲームってなんだったんだろう?」と開眼してしまう可能性もあるでしょう。また、HP管理人のように今までのサッカーゲームにあまり魅力を感じてこなかった人には、思わぬ出会いになる可能性も十分にあるとおもいます。
このようにある程度人を選ぶ可能性が高いゲームですので、おいそれと購入するにはちょっと二の足を踏んでしまう人も多いかと思いますが、なんといっても体験版のダウンロードは無料ですからね。是非体験版を有効活用して、ゲーム購入の選別に役立てて欲しい所ですね。他のコンシューマ機器には無い「体験版」のダウンロード、是非オススメの機能だとおもいます。

・・・・ところで、クロアチア戦はどうなるんですかね?(まだ試合始まっていない時間ですから)

 


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