STARWARS JEDI KNIGHT:JEDI ACADEMY
(スターウォーズ ジェダイ ナイト:ジェダイ アカデミー)

更新履歴:2004/09/19 記述内容を一部修正


パブリッシャー
Activision

発売日
2004/09/02

ジャンル
シューティング&アクション

オフラインプレイヤー数
1〜2名

XBOX LIVE対応状況
プレイヤー数 2〜10名
フレンド
ボイスチャット

接続器機対応状況
DolbyDigital 対応
HDTV(D2)対応
システムリンクプレイ 対応
ワイドテレビ 対応


開発元
LucasArts
Raven Software
Vicarious Visions

希望小売価格(税抜き)
\4,800

レーティング
12 才以上対象

公式サイト
XBOX公式サイト内紹介ページ

 


このページ内で使われている
ゲーム画面のスクリーンショット
および動画はすべて自宅環境にて
撮影されたものです。
そのため、画質等は実際の
ゲーム画面よりかなり低めと
なっておりますので、
その点をご了承ください。

 

■■■ ゲームレビュー ■■■

○英語が全く判らない人の英語タイトルソフトのレビュー(^^;
えー、お恥ずかしい話ですが、HP管理人は英語が全く判りません。
よく、「判らない」といいながらも、中学英語程度ならなんとかなっている方も多いのが現実ですが、
HP管理人に関しては、筋金入りに英語はダメです。ええ、お話にならないぐらいダメです。
もう、中学1年の頃から英語だけは赤点ラインを行ったり来たりの成績で、結局そのまま大きくなってしまいました。
自慢ではありませんが、いまだに中学一年生の英語の試験をやらせたら、赤点ラインまっしぐらの自信が有ります(^^;
そんなHP管理人が送る、英語タイトルのレビュー第3弾となります。
・・・・ええ、もういいかげんにしろ、という感じのコピペで冒頭が始まりました(^^;

 

○出典は、誰でも知っている?STARWARS
STARWARSといえば、例え見たことが無かったとしても名前ぐらいは誰でも知っている有名な映画ですね。
一番最初に公開された映画(いわゆるエピソード4)は、1977年となりますので、かれこれもう30年近く前の作品となります。
なんか、遠い目をしちゃうのは、HP管理人がそれなりの年齢に達しているからでしょうか?(^^;
ちなみに、映画の主役はルーク・スカイウォーカーという青年になりますが、これを演じたのが、
先日レビュー公開をしたX2で声の担当をしたマーク・ハミルという役者さんになります。
当時としては最新の特撮技術により大ヒットした結果、続編の映画化、小説、ゲームの発売などにより、
非常に多くのスターウォーズ関連商品が存在しています。
スターウォーズ関連のゲームもいろいろなプラットフォームにて昔から多数存在しますが、
今回は、Xbox版として発売された「STARWARS JEDI KNIGHT:JEDI ACADEMY」のレビューとなります。


キャラクターメーキングの一部分。人間以外にも、幾つかの種族が選べます。
ライトセーバーの色や、グリップの形まで選択できるのは結構細かい作りこみとこだわりを感じます。

 

○英語がわからなくて、果たしてゲームになるのか?
今回の作品は、英語版ソフトを敢えて日本語ローカライズせずに、英語版のまま販売すると言う企画である
「ワールドコレクション」から発売されています。よって、当然のことながら、ソフトの内容は完全に英語版となります。
いままで、当サイトでレビューをしたワールドコレクションのゲームは、比較的ストーリー志向が低めなゲームが
多かった為、英語が全く判らなくても特にゲーム進行においては特に問題は無かったのですが、
今作品は、アクションゲームではあるものの、ミッションをクリアしていきストーリーを進めるタイプのゲームのため、
英語が多少は判らないと、ストーリ部分を楽しむことは難しそうです。
登場人物は、ガンガンとしゃべりますし、ゲーム中の進行指示もすべて音声で表示されるので、
雰囲気たっぷりな訳ですが、もちろん音声は英語ですので、
また、各種ヒントやミッション遂行の為にやるべきことなども英語で案内されるので、
いままでのゲームに比べると、若干英語への依存度が高くなります。
ただし、単純にアクションゲームとしてゲームを楽しむ、という点では、英語力は最低限
(フォースだとか、ブリッジだとかの単語レベルが理解できれば、それだけでサクサク進めてしまう)ですみます。


こんな感じで、必要な部分でヒントや指示が表示されるので、それなりの英語読解力があれば、サクサクと進めるでしょう。

 

○まずはチュートリアルをかねた訓練からスタート
ゲームモードは少なく、ストーリーモード(NEWGAMEとなっている)かマルチプレイのどちらかになりますので、
迷わずストーリーモードから始めることにします。
ストーリーモードの序盤は、訓練モードのような形になっており、ここで自分が何を出来るのかが学べます。
作戦前の見習訓練期間というところでしょうか?
基本的に、チュートリアルに該当する訳ですが、基本操作レベル(移動や武器攻撃)での
説明は一切無い為、なれないうちは、一体何をして良いのかが判らない可能性も有ると思います。
別にマニュアルを熟読しなくても、コントローラーを適当にいじくってみて操作を覚える方法でも
多少時間と手間がかかるものの、問題はないとおもいますが、いろいろ試行錯誤をするのが嫌いな人は、
あらかじめコントローラーの使い方ぐらいはマニュアルを見ておいたほうが良いかもしれません。
なお、HP管理人は、別にマニュアルを見ないでも10分程度である程度思ったとおりに操作できるようになったので、
マニュアルを読むのが面倒な人は、まずは適当に弄繰り回してみるのもよいかもしれません。
ただし、その後のキャラの成長?部分においてなど、いろいろな要素が絡んでくるので、
やはりある程度のタイミングで、きちんとマニュアルは読んでおいたほうが良いでしょう。

この訓練モードの途中あたりから、エピソード4,5,6の主役であったルーク・スカイウォーカーが登場します。
特段美麗で詳細なな顔グラフィックという訳ではないのですが、それでも一目見て「お、ルークだ」とおもえたので、
なかなか造形的に似ているといってもいいのではないでしょうか。
英語がわからないので、細かい話は不明ですが、この後、どうやら師匠がついていろいろ指導してくれるようです。
訓練モードの後半部分は、師匠から出される課題(というほどのものではなく、単にステージを進めていく)を
クリアすれば、無事にチュートリアル終了となります。


一見すると何も無いような場所でも、センス能力を発動すれば、ほらこのとおり。
この訓練モードで、序盤で使える能力に関して、一通りの操作をマスターできます。


○そして、ミッションスタート!
訓練モードをクリアすると、ミッションを受けることが出来るようになります。
今後は、いろいろなミッションを受け、そのストーリー展開を楽しんでいくことになります。
訓練モード直後のミッションは、幾つかのなかから選択することにより、自分の好きな順序で進めることが出来るようです。
ちなみに、一番上にあるミッションを選択すると、エピソード4,5,6で有名なキャラクタが出てきます。
巨体の毛むくじゃらといえば、もうお分かりですよね?(^^
この作品の大きな楽しみの一つとして、映画に登場した有名キャラクタと絡むことができることが上げられます。


一番最初の訓練モードに該当するミッションが終了し、いよいよ本格的にミッション開始です。
どうやら順番に進めなくても、好きな順でプレイしていけばよいようです。

 

○三人称のでチャンバラと、一人称でのFPSモードを使い分けるゲーム
訓練モードまでは、一人称主観視点によるライトセーバーをつかってのチャンバラがメインですが、
ミッションモードに進むことにより、銃器も扱えるようになります。
銃器を装備すると、視点が一人称後方視点に変り、いわゆるFPS系(HALOのようなタイプのゲーム)となり、
一粒で二度美味しいという、意外な発見がありました(^^;
個人的には、FPS系はあまり(かなり)得意ではないことと、チャンバラ大好き・ライトセーバー大好きなので、
銃器は殆ど使わずに、ライトセーバー片手にミッションを進めました。
ストーリーも後半に進むと、二刀流や、エピソード1で敵役がつかっていたダブルセーバーも使えるように
なるらしいので、その点もいまから楽しみなところですね。
「大人の為のXboxLiveGames」恒例の動画公開は、最初のミッションにて撮影した戦闘を取り扱っています。
まず始めに銃器による攻撃を経て、次に武器を持ち替えライトセーバーによるチャンバラ。
最後に、センス能力を使って、物陰に隠れている敵を探知、という流れになっています。
興味のある方は、こちらからどうそ。(約5MB、MPEG形式、音声なし、LZH圧縮)



○良いことばかりじゃレビューにならない
1.字幕ローカライズは是非実現して欲しかった作品
実際にアクションゲームとして遊ぶ分には、実質的にはチュートリアル状態に近い訓練モードから始まる為、
ほとんど英語がわからなくてもゲームそのものは進行していきます。
しかしながら、今作品はかなりストーリ志向が強い作品となっており、ルークなどの憧れ?のNPC達がいったい何を考え、
何を話し、何を自分に求めているのかが、英語がわからないとさっぱり判りません。
設定によって、英語字幕を出すこともできるので、リアリングは苦手でも英文読みならなんとか・・・という
レベルの人であれば、特に問題はないのでしょうが、HP管理人のように英語がさっぱりダメな人には
ストーリー部分での楽しさというのは殆ど味わうことが出来ないのが非常に残念な点です。
声の吹き替えは雰囲気ぶち壊しという解釈もできますので、せめて字幕のみでも日本語での
表示がおこなわれれば・・・・と思わずにはいられませんでした。


左のお方は伝説?のルークスカイウォーカー。字幕は英語で出るものの、英語の判らないHP管理人には
どんなストーリー展開になっているのかさっぱり判らず、残念至極でした。


2.コントローラカスタマイズが乏しい点

今回遊んでいて一番違和感を感じたのが、右レバーによる視点操作です。
レバーを上に上げると視点も上に、レバーを下げると視点も下に移動するのですが、
このタイプの一人称視点のゲームの場合、個人的には逆のパターンのほうが操作しやすく感じます。
このあたりの部分は、個人の好みによる部分が大きく、ゲーム作成サイドのほうでもその意識はあるようで、
この設定の正逆を設定できるようにカスタマイズができるものが多くなっているのですが、
残念ながらこの作品ではこの部分の設定の変更は出来ないようです。
慣れてしまえば・・・・といえば、それまでな点ではあるのですが、長年の慣れというものはなかなか抜けるものではなく
多少イライラ感を覚えたのは事実です。
2004/09/19 加筆修正
上記取り消し線の記載ですが、実際は出来るとのご指摘を多数受けましたので、確認をしたところ、
視点の上下操作切り替えは設定にて出来ることを確認いたしました。
また、この内容はマニュアルにもきちんと記載されていることを確認いたしました。
記載内容に誤りがありましたことを深くお詫び申し上げると共に、ご指摘頂きました方々にお礼申し上げます。

 

○総括
・あくまでも英語版のソフトである。言語の問題はもちろんのこと、ゲームバランスもまた海外ゲームのそれであること。
・スターウォーズが好き。ルークなどの伝説?のNPCと絡んでみたいと思っていた人。
・ライトセーバーを振り回せなくて、なにがスターウォーズだ?というチャンバラマニア。
この3点の条件を満たした人であれば、かなり楽しめる作品でしょう。
なんといっても、ワーコレだけあって、値段も安いですしね。

「これぞスターウォーズ」ともいえる、一気に世界に入り込むことが出来る映画と同じようなゲームスタート時の導入部分や
映画に出てきたキャラクタがNPCとして登場するなど、スターウォーズファンならその点だけでも買いでしょうし、
FPSとチャンバラが一つのゲームになっているという点など、一粒で二度美味しい的な要素を含んだゲームといえるでしょう。