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■■■ ゲームレビュー ■■■
○いよいよアクションゲームが登場
既存のXBOXソフトといえば、やはりFPS、アクション、ドライブゲームが主流、というのが今までの大きな流れだといえるでしょう。
これはXBOX360になっても大きく変わることはない路線だとはおもいます。
すでにFPSに関しては、当サイトでもレビューをおこなった「パーフェクトダーク ゼロ」がありますし、
ドライブゲームに関しても、PGR3がなどが発売されています。
日本ではアクション系だけが発売が無い状況でしたが、いよいよアクションにおいても、
今回レビューをおこなう「カメオ:エレメンツ オブ パワー」(以下カメオ)が発売となりました。
○海外制作のローカライズ作品
開発は英国のRareが担当しています。Rareといえば、前回のレビュー作である、「パーフェクトダーク ゼロ」を始めとして、
XBOXソフトの「グーリーズ」や「コンカー」の開発をしております。
カメオは、海外にてXBOX360用ソフトとして既に発売が行われており、日本で発売する為に日本語ローカライズされた作品となります。
もちろんローカライズはしっかりと行われているので、HP管理人のように英語がさっぱりわからない人でも
安心して遊べるようになっています。ローカライズは音声、テキスト、メニュー等、すべてにわたり行われており、
グラフィックが海外開発ゲーム独特のイメージであることを除けば、日本で開発されたタイトルと同等であるといっても
過言ではないローカライズ内容となっています。
気になる?キャストですが、朴ろ美(ろ は王に路)さんを起用。朴さんといえば「鋼の錬金術師」の主役エドワード・エルリック役
などを担当している売れっ子声優さんとして有名な方ですね。
さて、そもそもカメオは本来はゲームキューブ用として開発が行われていた作品とのことです。
開発を担当しているRareは、以前は任天堂陣営の開発会社(うろ覚えですが、スターフォックスアドベンチャーなどを多数開発)
だったのですが、その後MicroSoft陣営として開発を担当することとなりました。
そして、カメオそのものは、XBOXソフトとして開発が継続され、2004のE3では、完成度の高いプレイアブルデモが
出展されるまでに開発が進んでいたようですが、その後XBOX360ソフトとして販売が行われることが発表。
このような紆余曲折を経てやっと陽の目をみることが出来ました。

画面左はタイトル画面。主人公カメオを中心に、10体のエレメントモンスター(EM)が終結。
ゲーム当初は3体。その後すべてのEMを失ってから、やっとストーリーは本格的にスタートすることとなる。
画面右は、毎度おなじみロード中の画面。通常はヒントなどが表示される場合が多いが、今回はストーリーの補足のようなものが
表示される模様。状況によっては、あっという間に消えてしまう場合(ロードが短い場合)もあるので、さっさと目を通すのが吉。
○見た目の基本操作は多種多様なれど、意外とすんなり覚えられる
一般的にみて、FPSなどはほぼ同じ操作形態がとられるので、マニュアルなしでもすんなりプレイできる場合もおおいのですが、
やはりアクションゲームともなると、特殊操作を含めて、マニュアルを通読しておかないと基本的な操作すらままならない、
ということが起きえたりします。そのため、レビューなどを書くゲームを遊ぶ際には、まずマニュアルを見ないでざっくりと
あそんでみる、というやり方をおこなっています。
今回のカメオですが、基本操作系は、AXYBの各ボタンがエレメンタルモンスター(以下EM)へ変身に割り当てられており、
左右のトリガーで攻撃等を行うというスタイルが採用されています。
各EMでは、それぞれトリガーに割り当てられている攻撃内容が変わるのですが、
ゲーム内の案内がしっかりしており、迷ったりせずにすんなり自然に覚えることが可能でした。
この当たりのフレンドリー性は素直に歓迎すべきところでしょう。
特にカメオの場合、多数あるEMを瞬間的に切り替えてステージを進んでいく、という形態をとるゲームであり、
各キャラクタごとに操作内容が全く違ってくる為、いちいちマニュアルをみなくても済む、というのは大変ありがたいことだといえます。
○やはりXBOX360の画面は綺麗
XBOX360になって、XBOXから進化を遂げた部分といえば、やはりグラフィックの進化でしょう。
おなじRareが開発しているPDZも綺麗なものでしたが、ゲームのジャンルとして原色系の派手な色使いが自然に行える
カメオの場合、その美麗さはPDZよりも、より強く感じることができます。
また、画面表示的にみて処理負荷が高そうなシーンでも、なんなく無理なく表示が行えるというのは
やはり次世代機であるXBOX360の底力を感じることができるものだとおもいます。
残念ながら、このサイトで紹介しているスクリーンショットは、高解像度ではなく、
一般的なコンポジット出力(標準ケーブルでのTV出力/16:4モード)で撮影されているので、
残念ながら今回掲載しているスクリーンショットでは、XBOX360の描画パワーをお伝えすることが出来ません。
正直、今回のレビューを書くにあたって、もう少し高画質のスクリーンショットをとる方法はないだろうか?と
考え込んでしまったほどです。やはりXBOX360のパワーはまだまだ底知らずといえるのでしょう。
つきましては、スクリーンショットはゲームの雰囲気に少しでも触れる為の画面公開、ということでご理解いただければ幸いです。

無事一面をクリアすると、最初の手持ちのEMを失うことになるものの、いよいよ本格的にストーリーが進行するようになる。
暗く無機質なエリアだった一面とは違って、緑豊かなステージはホッとした印象を受けてしまう。
なお、これまでは、声優さんである朴さんの出番はほとんど無し。やっとここで台詞登場となる。
・・・・正直、台詞無しの掛け声だけ吹き替えですか?と序盤ドキドキしながら遊んでいたのは秘密(^^:
○多数のEMを駆使して、ステージを駆け抜けろ!
ゲーム内の基本視点は、一人称視点後方視点となっておりますが、右スティックでカメラ角度を変えることができるので、
常に自分の後姿を見つづける、という訳ではありません。なお、右スティック押し込みで完全一人称に視界を切り替えることも
できますが、この間は一切の操作を受け付けない、正に「みるだけモード」といえるでしょう。
カメオの基本的な進行は、状況状況に合わせたEMに瞬間変身をし、そのEMそれぞれに特徴付けられた能力で
敵を倒し、ステージを進めて行く、というスタンスのゲームとなっています。
各EMには、強さの違いではなく、能力特性の違いがはっきりと設定付けされており、
その時々にあわせたEMをつかわないと、敵を倒すことや先に進むことが非常に難しくなる仕組みになっています。
例えば、トゲの生えた金属の御椀のような防具に閉じこもっている敵を倒そうとする場合、
通常の攻撃を仕掛けると、生えているトゲによってこちらがダメージを受けてしまいます。
では、どうやって倒すのかといえば、とあるEMには、地面に一度潜ってその後地面からアッパーカットなパンチを
繰り出すことができる能力を持つものがあります。そこで、この敵を倒すときにはこのEMに変身をして
アッパーカットで敵の御椀のような防具を下から弾き飛ばしてしまえばOKな訳です。
これはホンの一例です。ゲーム序盤からこのような仕組みがわんさかとでてきます。
結局のところ、カメオの基本スタンスは「強いキャラ・気に入ったキャラだけでパワープレイで押し切る」のではなく
「適材適所、ステージや敵に合わせて効果的なアクションが起こせるEMを瞬間的に判断して使い分ける」という
スタンスのゲームであることが、この例からも判るかとおもいます。
なお、このEMは成長用のアイテムを使うことによりパワーアップを図ることができます。
どの能力を上げていくか、というこだわりもまたカメオの一つの楽しみといえるでしょう。

画面左は遠隔攻撃画面。一見するとFPSのようだが、このときは移動はできないので、固定砲台のようなイメージ。
当然、接近戦能力は皆無の為、敵が近くにいる場合下手をすると自殺行為な攻撃方法となってしまう。
右側は上記であげた例のシーン。トゲが出ている状態では、触れるだけで自分がダメージを受けてしまうが、
画面左で紹介しているような遠隔攻撃も全く効果は無い。まさに鉄壁。とおもいきや、実は大きな弱点が。
この後「L1+R1」によるクリーパー攻撃によって地面にもぐりこみ、アッパーを決めて
トゲトゲ防具を弾き飛ばしてやることにより、中にいる攻撃をぼこ殴りにして倒します。
このようなギミックが満載ですので、単純明快なパワープレイではクリアすることは不可能に近いといえるでしょう。
○豊富なヒントで迷うこと知らず。純粋にアクションゲームとして楽しめる
ステージのそこかしこには、なにやら紙のようなものがおちています。これを拾ってみると、
敵の倒し方やトラップの突破の仕方等、豊富なヒントを見ることができます。
まさに至れり尽せりのヒントであり、敵の倒しからからステージの進め方まで、多種多様のヒントが提供されます。
多くのアクションゲームの場合「はて?ここはどうやって、なにをやればいいのかな?」と迷ってしまうことや
どうしても敵の倒し方が判らん!という場合もあったりしますが、この豊富なヒントをしっかりと読むことにより、
やり方が不明で完全に行き詰まってしまう、ということにはならないとおもいます。
もちろん、ヒントを読まないでやってみる、という自己縛り的なチャレンジプレイもアリだと思います。

ちょっと見づらくて恐縮なれど、フィールド上には大きな羊皮紙のようなアイテムが多々落ちている。
これを見ているのが画面左側の状態。この他、敵の倒し方からステージの進め方まで、多種多様のヒントが得られる。
また、場合によっては、このようなアイテムをとらなくても、画面右側のように自動的にヒントが表示される場合もある。
ちなみに、この間も敵は動きつづけるが、基本的には無敵状態になっている模様なので一安心。
○XboxLiveに接続しなくても楽しめる協力プレイ
カメオでは、二人での協力プレイが可能です。ちなみに、協力プレイというと、画面の上下分割が多い印象を受けるのですが、
カメオの場合、左右分割での協力プレイとなりますが、オプションにて上下分割も可能となっています。
ゲームの種類にもよるので、一概になんとも言えないのですが、個人的には、カメオにはこの左右分割のほうが
適しているという印象を受けました。
一人でストイックに遊ぶのも楽しいですが、もし状況が許すのであれば、二人プレイも楽しんでみてはどうでしょうか?

画面左側は実際の二人プレイの状態。左右分割ですっきりと見やすい表示。なお、今回のスクリーンショットでは、
たまたま違うキャラが選択されているが、これは1Pがこのキャラ、2Pはこのキャラという形でのプレイを強制される訳ではなく、
一人用ゲームと同じように自由に変身が可能。
画面右側は、多くのゲームで採用されている上下分割表示。選択式となっているので柔軟性が高く、この点は素直に歓迎したいところ。
○良いことばかりじゃレビューにならない
1.見た目はコミカル。なれど難易度少し高すぎない?
カメオを始めてみて感じたことは、「ちょっと難しすぎないか?」という点ですね。
見た目はコミカルで、低年齢層にも受けそうなカメオですが(実際にCERO12歳指定でPDZより低めですし)、
いざ遊んでみると、これが思ったより難しい。ちなみに、難易度の設定変更機能はありません。
例えば、序盤からいきなり「ジャンプ中に変身して壁に飛びつき」なんていうアクションを求められるゲームも、
昨今はなかなかなかなか無いのではないでしょうか?
もちろん、話にならないほど難しいというものではないですし、HP管理人はアクションゲームがあまり得意ではない、というのも
難易度が高めに感じてしまう大きな要素だとはおもうのですが・・・。
この難しさを「やりこみ度」と捉えるのもまた一つの解釈だとはおもいますが、序盤ぐらいもうすこし簡単でも
いいんじゃないかなぁ・・・と思ってしまったのは、やはりHP管理人個人の問題でしょうか?
一応、救いといえば、頻繁にオートセーブが掛かるので、死んでもやり直しがほとんど苦痛にならないことでしょう。
○総括
大まかなストーリーなどはあるものの、カメオはやはりアクションを純粋に楽しむゲームとして
位置付けられているのではないかな、という印象を受けました。
特に、最近では少なくなってしまった、しっかりとしたアクションゲームとして仕上がっていますので、
「最近のゲームってRPGと格闘ゲームしかなくてつまらん。もっと気軽に楽しめるアクションゲームはないの?」と
いう方で、海外移植ゲームの永遠の命題ともいえるグラフィックのバタ臭さがどうしてもダメという人以外にとっては
カメオは、かなりうってつけなゲームなのではないでしょうか?
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